常夏の国フィリピン 10 ~マニラ滞在記 前編~
マニラ滞在記 前編
マニラでの滞在は2日間。観光名所が多いわけではないため、2日間で十分だと判断。実際2日間で十分満喫できたと思う。
私のマニラでの一番の観光目的地はイントラムロス。スペイン統治時代の街並みが並ぶ城塞都市。そのためイントラムロスに近いマラテにあるゲストハウスに宿泊。ゲストハウスは清潔とは言い難いが値段の割にはクオリティが高く、私的には満足。バーも設置されており、ビールが50ペソで飲むことが出来るのは高評価。また、カクテル類も用意されていいるのも私的には高評価である。
イントラムロス内の建物はスペイン時代の雰囲気が残っており200年以上前の城塞内にいる感覚を味わうことが出来る。サンオーガスティン教会は圧巻。さすが世界遺産だ。特に博物館が素晴らしい。数々の美術品や書物、装飾品など歴史的なものが多く展示されている。私の中ではここはフィリピン内でおすすめしたいスポットの上位に組み込まれる。またサンチャゴ要塞も歴史を感じる建造物でありおすすめしたい。ただ、なぜ周囲をゴルフ場にしたのだろうか、ゴルフ球によって建物が壊れないのだろうか・・・?まぁ、それがフィリピンなのだろう。
またトライシクル、物売りの勧誘がしつこい。ゆっくりと見て回りたいのだが、少しでも私が立ち止まると声をかけてくる。彼らも仕事ではあるのはわかるが、そっとしておいて欲しい。必要なら声をかけますから。
イントラムロス周辺には大きな美術館と博物館がある。美術館には大量の絵画が展示されている。フィリピン人画家がこれほどまでいたことに驚きいた。更には太平洋戦争を題材にした絵画が1室丸々展示されている。当時のフィリピン人の悲痛の叫びが伝わってくる魂のこもった作品が多かった。日本人の私ですら日本兵に対して憎悪を持ってしまいそうなそんな絵画たちであった。この絵を見てもなお私たち日本人に対して寛大に接してくれるフィリピン人に私は心の広さを感じたのだった。そして私たちは日本兵のしてきた行いを忘れてはならない。
博物館にはフィリピンの歴史と島々にあるそれぞれの文化の紹介がメインであった。各島々の工芸品などは南国の国らしくカラフルであり精巧であり、素晴らしい伝統工芸品であった。また、スペイン統治時代の品々も展示されていたが、こちらはサンオーガスティン教会の博物館のほうが素晴らしい展示物が多かった。館内は冷房完備であるため、昼過ぎに訪れるのがおすすめか。また日曜日には入場料が無料になるらしい。是非日曜日に来館されることをお勧めする。
一日中歩き回りくたくたになった私は18時前に夕食を済ませ、コンビニにて水を購入。このマラテ地区は治安があまり良くないという情報があり、日が沈む前にホテルに帰ろうと歩いていたところ、現地のフィリピン人に話しかけられる。
「私はガードマンだ」
「どこから来た?」
よくわからないが日本人だと説明。すると、
「私は沖縄を知っている」
などと喋り始める。
怪しい雰囲気を醸し出しているため、距離を置いて歩く。しかし彼は近づき何か言う。しかしすべて聞き取れない。自分の英語力のなさと、彼の発音のせいで理解できないのだろう。そして私をゲストハウスと別の歩行に案内しようとする。私は悟る。彼から離れなくては。すり抜けようとしたとき、彼にリュックを掴まれた。そして彼は言う。
「チップを渡せ50ペソでいい」
「why?」
しか言えなかった。そして彼をにらむ私。そしてDon't touch meと言おうとしたとき彼は手を放す。彼は深追いをしては来なかった。近くに別のホテルのセキュリティーガードが居たからか、それともこれ以上は無理と思ったのかは分からないが、彼は諦めた。
夕方マラテ地区を一人で歩くのは危険だな。私はそう感じた。そして最初から無視すべきであったと反省。
少し英語を話したかった。
完全に調子に乗っていたな。
そして疲れからか泥の様に眠り1日目が終了した。
本日のギャラリー
イントラムロス入り口
イントラムロス内の建造物1
イントラムロス内の建造物2
マニラ大聖堂
イントラムロス内の建造物3
サンオーガスティン教会
サンオーガスティン教会 博物館内1
サンオーガスティン教会 博物館内2
サンオーガスティン教会 博物館内3
サンオーガスティン教会内
マニラ美術館内
マニラ美術館 美術品
マニラ博物館 展示品
サンチャゴ要塞
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